正しい歯並びと噛み合わせのために小児矯正

子供のための矯正治療は小児矯正と呼ばれ、成長期に矯正治療を受けると顎の骨も動かせます。
バランスや大きさを顎が正しい位置になるようにコントロールでき、美しい歯並びを実現します。
歯並びを整えると見た目が良くなり、機能面の改善にも繋がります。
早めに矯正治療を受ければ、虫歯や歯周病を防ぎ全身の健康にも良い影響を与えます。

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子供から大人まで虫歯や歯周病に悩む人は多い

子供から大人まで虫歯や歯周病に悩む人は多く、どちらも重症化すると歯を失ってしまう原因になります。
虫歯の原因菌は飲み物や食べ物に含まれている糖質で酸を作り、酸の影響でエナメル質の表面からリンやカルシウムが溶けだし歯に穴が開きます。
COと呼ばれる初期の状態であれば再石灰化を促し、健康な歯に戻せます。
C1の状態でエナメル質に穴が開き、C2では象牙質まで虫歯が進むので冷たい飲食物がしみるようになります。
C3になると神経に達するので激しい痛みがあり、C4では歯冠部が崩壊して歯根だけが残ります。
神経が死ぬと痛みがなくなるケースがありますが、膿が歯根の先に溜まると激しく痛みます。
虫歯は全身の健康にも悪影響を及ぼし、保存治療が難しい場合は歯を抜きます。
歯周病は歯周組織に炎症が起こる病気で、虫歯と同じく全身の健康に影響します。
細菌が増殖して塊になったのが歯垢で、細菌は酸素や毒素を出して歯周組織にダメージを与えます。

正しい歯磨きで歯垢を取り除くのが基本

歯周病の直接的な原因は歯垢ですが、生活習慣や口腔内の環境も歯周病を悪化させる危険因子になります。
虫歯予防でも歯周病予防でも、正しい歯磨きで歯垢を取り除くのが基本です。
歯並びが悪いと歯磨きが不十分になりやすく、磨き残しがあると炎症が起こりやすくなります。
不正咬合だと歯周病や虫歯になりやすく、食事や会話でも支障が出るケースがあります。
歯並びが悪くなってしまう理由は遺伝や全身的な原因、習慣など様々です。
虫歯やケガなどにより乳歯が永久歯が生える前に抜けてしまって、歯並びが悪くなる人もいます。
悪い歯並びや噛み合わせを治し、美しい歯並びにする治療を矯正歯科治療と呼びます。
矯正歯科治療は成長期に行うのが一般的ですが、口腔内の症状や状態により早めに治療を始める場合もあります。
成長に合わせた矯正治療を行う小児矯正では、抜歯をしないで治療できる可能性が高いです。

小児矯正のメリット

治療で使う矯正装置は、子供の歯の状態により組み合わせを変化させます。
小児矯正には様々なメリットがあり、大人になってから矯正治療を受けるよりも美しい歯並びが実現しやすいです。
将来の正しい噛み合わせや歯並びのために位置を決める治療が、骨格矯正になります。
3歳から12歳が対象になり、顎の骨格のバランスを整え正しい噛み合わせを作ります。
6歳前後になると乳歯の奥から6歳臼歯が生えてきますが、6歳臼歯を基準にして噛み合わせを作ると永久歯を抜かずに歯並びを整えられます。
骨格矯正は1期治療になり2期治療が歯列矯正になりますが、1期治療で問題なく土台が作れたら2期治療が必要ないケースもあります。
1期治療で効果が得られずに2期治療に入った場合でも、大抵は部分的な矯正治療で済みます。

小児矯正で使う様々な装置

小児矯正では様々な装置を使いますが、大きく分けて取り外しができる装置と取り外しができない装置に分かれます。
歯科医院では子供の症状や年齢に合わせて、最適な装置を使って矯正治療を進めます。
取り外しができる装置は可撤式装置と呼ばれ、取り外しができない装置は固定式装置と呼ばれます。
床矯正は歯列を拡げるために使う装置で、1週間に1回程度装置を広げて適切なスペースを作ります。
機能的矯正装置は出っ歯を矯正する装置で、装着時間が長いほど効果が期待できます。
学校から帰宅したら翌朝の登校前まで装着し、休日など自宅にいる日は普段よりも長めに装着すると効果的です。
歯に1本ずつ専用の装置を取り付けて歯列を整える固定式装置は、一般的に2期治療で使います。
患者が小学生の場合は、永久歯の前歯だけなど部分的につけるケースが多いです。

小児矯正でもマウスピース矯正を選択できる

急速拡大装置も固定式装置で、上顎の歯列を広げて歯並びを整えます。
急速拡大装置を使うと強い力で歯列の幅を広げられるので、きれいに歯が並ぶスペースを作り出せます。
成人矯正ではマウスピース矯正が注目を集めていますが、小児矯正でもマウスピース矯正を選択できます。
マウスピースは柔らかいので装着しても痛みがなく、つける時間が短いので矯正治療中の負担を軽減します。
取り外し可能なマウスピースは歯磨きの時に外せるので、口腔内を清潔に保ちます。
食事のときも好きなメニューを選んで食べられ、口腔内の違和感も減らせます。
矯正治療で美しい歯並びを目指す場合に、重要になるのが虫歯管理です。

まとめ

矯正装置を装着すると歯磨きが難しくなるため、子供の場合は特に徹底した虫歯管理が必要です。
歯科医院では正しい歯磨きの方法を指導してくれますが、自宅での歯磨きに加えて定期的なクリーニングも必要になります。