トラックの運行管理に欠かせないタコグラフ

「トラックの運行管理に問題を抱えている」
「トラック運転手の交通事故を減らしたい」
「運行管理の方法を教えて欲しい」

全日本トラック協会は公益社団法人で、日本の運送会社で構成されている業界団体です。
当協会の歴史は古く発足は1948年2月、2012年4月1日に現在の公益社団法人に移行されたなどの歴史を持ちます。
Gマークやデジタルもしくはアナログ方式のタコグラフの推奨など様々な取り組みを行っている組織になるのですが、Gマークは貨物自動車運送事業安全評価事業を意味するもので、配送業者を選択するときに安全性の高い会社を選びやすくするなどの目的でスタートされた制度です。

Gマークを取得している事業者の特徴

貨物自動車運送の秩序確立、このような目的で国が指定しているのが全日本トラック協会でありGマークを取得している事業者は事故などの割合が低い、安心して貨物輸送の依頼ができるなどの指標にもなっているわけです。
直接的にGマークとタコグラフの関連性はありませんが、タコグラフはトラック運行管理に欠かすことができない装置であり従来はアナログ方式のアナタコと呼ばれるものが主流でしたが、デジタル化に伴い現在ではデジタルタコグラフでもあるデジタコが主流になっています。

タコグラフは義務化が行われていている

デジタコなどタコグラフは義務化が行われていているのですが、これを定めているのが貨物自動車運送事業法であり、装着義務の対象となる車両は車両総重量が7トン以上、もしくは最大積載量が4トンを超えるトラックです。
貨物自動車運送事業輸送安全規則の第八条は乗務などの記録が記されている部分で、この中では乗務員の記録を1年間保存しなければならないなどの決まりが明記してあります。
乗務員の記録は運行管理に繋がるものであり日々の業務日報がそれに相当します。

速度・時間・距離を一元管理することができる

ただ、業務日報にはリアルタイムに運行管理を行うことができない、どこからどこに行ったのかその時刻などが記載されているだけで、途中急ブレーキをかけたとか停車中にエンジンを切らなかったなどは乗務員の意思に委ねられることになります。
しかし、デジタルタコグラフなどを装備することで法定3要素と呼ばれている速度・時間・距離を一元管理することができるようになり、安全運転を心掛けなければならないなどドライバーの意識向上に役立てることができると同時にトラックの運行管理にも役立ちます。

まとめ

義務化そのものには車両の重量や積載量などがあるのですが、バスやタクシーなどのようなお客さんを乗せる車両でもデジタコなどの装備は役立つものなどからも利用する会社も多くなっています。
さらに、安全運転を心掛けることになるので事故防止にも役立ちます。