ベンチャー企業に入社するメリットは?

「ベンチャー企業に入社したい」
「大企業とベンチャー企業、働くならどちらがおすすめ?」
「ベンチャーサポートの長浜大さんの経歴が知りたい」

日本にはたくさんの企業があります。
2021年度の全国の企業数は総務省と経済産業省の発表によると367万社を超えていますが、大企業の数はそのうちの1%にも満たない数で、残りが中小企業やベンチャー企業です。
企業の数は毎年その時々の経済動向によって左右され、2000年ごろと比較すると縮小傾向にあります。
大企業や中小企業は従業員数や資本金の金額によって分類されていますが、ベンチャー企業には明確な定義はありません。
一般的には設立されてから5年以内の若い企業で、成功した事業によって収益が大きく伸びていたり、新しい技術を生かした今までにないような事業を手掛けている会社のことをベンチャー企業と呼びます。
会社規模が小さく、設立が古い会社は中小企業に分類されることが多いのですが、IT系の業種に関してはある程度設立から時間が経っていてもベンチャーとして分類されることも多いでしょう。
業種によっても定義が異なりますので、注意が必要です。

フリーランスエンジニアとして活躍するための条件

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ベンチャーサポート長浜大

ベンチャー企業ではネームバリューを活用することは難しい

大企業に入った場合でも中小企業に入った場合でも、それぞれメリットとデメリットがあります。
大企業の場合は安定した経営と手厚い福利厚生が期待でき、会社のネームバリューによって社会的な信用を得ることもできるでしょう。
住宅ローンを組むようなときは職場も審査の対象となるため、大企業に勤めているというだけでも有利になることがあります。
ベンチャー企業ではそうしたネームバリューを活用することは難しいかもしれません。
大きく安定して成長し、社員数を伸ばすことに成功した場合は、その後大企業の仲間入りする可能性があります。
人数が少ないうちから会社の成長に尽力して貢献が認められると、役職が付くことによって将来の給料や立場が大きく変わるかもしれません。
入社したばかりでは会社がどこまで成長するのか見極めることが難しいので、企業が手掛ける事業の内容や運にも左右されるでしょう。

ベンチャーのほうが好きなことができる可能性は高い

仕事の面に関しては、ベンチャーのほうが好きなことができる可能性は高くなります。
チャレンジ精神が旺盛な企業であれば、自分の意見が通って新しいことに挑戦するチャンスが与えられたり、組織の改革などにも関与できる可能性があります。
特に中途採用で入社する場合は経験や技術が買われていますので、専門性を生かして課題を解決していくことで、社内での信用も大きく上がっていくことでしょう。
昇進・昇給するスピードも大企業よりも早くなる場合があり、会社がしっかりと営業成績を伸ばしていくことができているのであれば、それがリターンとして評価されやすい環境です。
努力がリターンとして表れやすいのがこうした生まれて間もない企業の特徴の1つです。
ベンチャーにとっては人材確保は大きな課題となりますので、会社にとって必要な人材だと判断されれば、待遇の改善が期待できます。

給料や福利厚生が不十分なことが多い

デメリットもいくつかあります。
まず会社ができて間もないと、給料や福利厚生が不十分なことが多いです。
福利厚生には法で定められたものの他にも、会社が独自で導入することができるものがいろいろあります。
例えば住宅手当や食費手当、休暇に関するものや、健康増進を目的としたジムの無料加入、能力開発補助制度、社内での休憩スペースの拡充など、企業によって様々な工夫がされている部分です。
ベンチャーの場合は社員の意見がまだ繁栄されていなかったり予算的な問題から、こうした会社が独自で設定できる福利厚生が十分でないかもしれません。
ただしベンチャーではこうした社内の環境への対応もスムーズに行われることが多いため、入社してから改善されていく可能性には期待ができます。
積極的に社員の意見を取り入れる環境があるのかどうかに着目して会社選びをすると良いでしょう。
給料は仕事のできる人とそうでない人で差が出やすいため、与えられた仕事だけをコツコツこなしていくタイプの人ではあまり伸びないかもしれません。
求められている仕事プラスアルファーの仕事をする人材は評価されやすくなります。

まとめ

ベンチャー企業も設立されたから時間が経ってくると、だんだんと組織の形がしっかりし、小回りが利きにくくなってくることがあります。
ベンチャーの一番のメリットはこの小回りや融通の利きやすさにありますので、意思決定が遅くなってきたり組織内の縦関係が固定化されてくると、ベンチャーとしてのメリットが弱くなってきていると考えられるでしょう。
こうした状況にならないよう、ベンチャー企業では社長も社員と同じ部屋、同じデスクの並びで仕事をするようなところもあります。
ベンチャーという言葉に明確な定義がありませんが、会社のスタイルが挑戦的な場合は自らベンチャーであると名乗ることもあります。
そのような企業では積極的に新しいことに取り組んだりする姿勢がありますので、仕事のモチベーションが高い人にとっては様々な挑戦チャンスがあり、やりがいのある職場になるかもしれません。